子どもたちが夏休みに入って基本的に家にいるようになり、しかも猛暑で軽々しく外に遊びに行かせるわけにもいかないので家遊びのさらなる充実を図っております。
我が家はそもそも僕がアナログゲーム好きなので比較的ボードゲーム等は充実しているほうとは思いますが、この夏でもう一段階増えそうな予感。。。これはまさに、、、
収納との戦い!
そうアナログゲームの最大の欠点は質量!どんどん我が家の棚を圧迫してゆく、、、!
それでも余りある魅力やメリットを感じるから良さそうなものを見つけると買ってしまいがち。。。
今回は最近うちの子供たちに解禁した名作ゲームをご紹介させていただきます。
目次
学校で教えてくれないことは家で楽しくゲームで覚えちゃおう
『カタンの開拓者たち』というゲーム

私物です。レトロなパッケージがたまらない。
「名前は聞いたことある」って方は割といるんじゃないでしょうか?最近は大手量販店などでも見かけることが多い気がします。
さて『カタンの開拓者たち』とはどんなゲームなのか?
カタンという名の無人島に降り立った各々のプレイヤーが、土地を開拓し、資源を集め建設を行い、領地を発展させカタンの覇者になることを目指すゲーム
一言でいうとコレです。ちょっと難しそうな感じしますか?
大丈夫、うちの小1の娘もすぐに覚えました。対象年齢は8歳以上となってますが一丁前にプレイしてました。めちゃくちゃシンプルです。
説明書は見開き3ページしかありません。ほらシンプル。
実際自分のターンでやることの大まかな流れは[サイコロを振り出目の派生を解決⇨資源の交換や交渉、及び資源を使っての建設・発展]の2ステップです。超シンプル。
ちなみに初めてプレイした時の覇者は娘です。名実ともにお姫になりました。
せっかくの夏休みなのに外出も思うようにできないし、有意義で楽しいお家時間の選択肢にいかがですか?^ ^
『カタンの開拓者たち』から学べる学校では教えてくれないこと
日本は資本主義国家です。資本主義とはどういうものかの表面的なことは学校で教わるでしょう。
でもその本質や、資本主義で生き残る術、お金のこととなるとどうでしょう?
僕はそんなことを学校で教わった覚えがありません。親にも教えてもらった記憶はありません。
「大学で経済を学べばいい」ってことじゃないと思うんですよね。個人的には義務教育で教わるべきことだと思うのだが。。。
『カタンの開拓者たち』は資本主義の縮図のようなゲームです。富めるものはどんどん富んでゆき、それ以外はそれなりに。

一度プレイすると「資産とはなんなのか」が感覚的にわかります。正直これだけでも子どもとプレイする価値があります。
何度か遊ぶとこのゲームに勝つためのコツ、すなわち「資産を最大化させる」ということがわかってきます。このあたりのことが肌感覚としてわかってるかどうかって、現代社会を生きていくうえで差が出るところだと思うのですが皆さんどう思われます?
なんでか日本人って親子ですらお金の本質的な話を避ける傾向がある気がするんですよね。ちなみに僕の父は金融系のお堅い仕事をしてました。そんな家でも「お金とは」とか「資産とは」ということを教えてもらった覚えはないです。「勉強しろ」しか言われたことない。なんでやねん。
日本人のマネーリテラシーは先進国の中でも抜群に低いみたいですね。僕自身もそうだったので「でしょうね」という感想しかないですが、、、(ちょっと調べてみたら良い記事があったので興味があれば読んでみてくださいな。→【近い未来を生き抜くために、マネーリテラシーが必要な理由】)
でも子どもたちには最低限の正しい金融知識を持って社会に出てほしいという親心があり、そのための基礎の部分をゲームを通して楽しく学べるって素晴らしい!
『カタンの開拓者たち』の魅力
交渉が勝負の命運を分ける
『カタンの開拓者たち』の最大の特徴の一つに”交渉”があります。
この交渉というシステムがリアルな商取引を表しており、このゲームを奥深いものにしています。

左上から時計回りに羊毛→レンガ→鉱石→木材→小麦。
こちらが資源カード。この5種類の資源を使って建設をしていくのですが、このゲームには通貨がないので資源がお金そのものでもあります。
資源は素材であり、お金でもある。
これが絶妙な落とし所なんです。シンプルさを保ちつつ奥深さを出す。うーん、良いゲームだ。
交渉(島内取引)について説明書にはこうあります。
- どのプレイヤーとも交換できます。
- どの資源が欲しくて、代わりにどの資源が出せるかを提案し、他のプレイヤーと交渉してカードを交換します。
- 他のプレイヤーが、そのターンのプレイヤーに交換の条件を提案して交渉することもできます。
- 自分のターンでないプレイヤー同士では交換できません。
- 交換の枚数は自由ですが(中略)カードをただであげることはできません。
以上これだけ。これさえ守ればどんな交渉の仕方をしても自由。
僕なんかは自分との取引がいかにWIN WINになるかを説いたりします。完全に怪しい商人の口調です。
方法論はともかく相手が乗ってくれるように会話しなければならないわけですから、これは交渉でありプレゼンでもあるわけです。
遊ぶたびに変化するマップ
もう一つ「遊ぶたびに島の形が変わる」というのもこのゲームの大きな特徴であり魅力です。

地形タイルは全6種類。
中央が砂漠。下段左から牧草地→丘陵→山地→森林→畑。
この地形タイルの外周を海フレームで囲ったものがマップとなります。つまりカタン島。
基本的にはプレイするたびに裏向きにしてランダムで配置するので、毎回違う地形になり違う戦略が求められます。説明書には初期配置例としてバランスの良いパターンも記されています。
このそれぞれの地形が前述の資源それぞれと連動しています。例えば『畑』は『小麦』を生み出すわけです。
毎回マップが変わるってだけでちょっとワクワクしませんか?
その他にも『発展カード』や『盗賊』といったゲームを盛り上げる要素がありますがここでは割愛させてもらいます。ルールなど詳しく知りたい方は公式HPへどうぞ。遊び方の動画もあるのでわかりやすいですよ^ ^
最後に
いかがでしたでしょうか?
マネーリテラシーがどうのと小難しいことも書きましたが、単純にとても良いゲームなので興味を持ってくれた方や、もともと気になってた方はとりあえず始めてみるでいいと思います。
ただ、最後にこのゲームの欠点を1つ。
それは人数です。カタンのプレイ人数は3〜4人。そしてやはり4人のほうが面白い。
これはカタンに限らずボードゲーム全般に言えることですがメンツ集めは永遠のテーマですよね。『カタンの開拓者たち』にはオンライン版もあるそうですが個人的にはやはりアナログ版をプレイしてほしいっ!
でも逆にお子さんのいるご家庭ならピッタンコ。まさに家族向けゲーム!
ちなみに大人数に対応するこんなものもあるのです。
なんと最大6人で遊べるように!我が家にも導入済み。後輩Tがうちの子どもたちとカタンやりたすぎて買ってくれました。^ ^
楽しいお家時間を!
それではまた(=゚ω゚)ノ
あっしにゃマネーリテラシーとかはよくわからんですが
小1でカタンできるのすごいな
今度みんなでボドゲ会とかやろうぜ